第1回 TRPGって何? 美子(よしこ):こんにちわー! よいこのみんなはじめましてー!! 偉鷹:・・・・・・・・・・・。 よしこ:なによ、その「・・・・・」は。 偉鷹:いや、このページを昼間見る人が果たしてどれだけいるのかなって・・・。     ましてや書いてる今は真夜中だし。 よしこ:(怒)人がいい気分で始めてるのに茶々いれてんぢゃないっ!(どかっ) 偉鷹:ご、ごめんなさいっっ(こいついつのまに巨大なハンマーを持ちこんだんだ?) よしこ:それではあらためて、こんにちわー! よいこのみんなはじめましてー!! 偉鷹:はいはい、(さからってたらいつまでたっても始まらん)     それでは始めよう、よしこちゃんはTRPGってなんだか知ってる? よしこ:サンダーボルトローリングパワーゲーット! 偉鷹:・・・って、なんじゃそりゃ よしこ:あはははははー 偉鷹:笑ってごまかすんじゃないっっ! よしこ:だってー・・・・・・ 偉鷹:まあいい、TRPGはテーブルトーク・ロールプレイング・ゲーム (以下TRPGと省略)の略で、つまり・・・おい、何をやってる? よしこ:え? ファミコン出そうと思って・・・ちがうの? 偉鷹:ちっがーう! テーブルトーク<テーブルを囲んで話し合う>形式の、     ロールプレイング<演じる>ゲームなんだってば!! よしこ:ふーん、で、ファミコンは何に使うの? 偉鷹:使いません<きっぱり> よしこ:じゃあどうやって遊ぶのよ?! 偉鷹:まず、これと(紙を1枚)、これと(6面サイコロ2個)、 これ(鉛筆と消しゴム)そしてこれ、(ルールブック一冊)よし、準備オーケー。 よしこ:何これ?? 偉鷹:何っておまえ、紙を見たことないのか? よしこ:ちゃーう!! べたべたのボケかましてんじゃないっっ! 偉鷹:まあそれはおいといて、とりあえずこれだけあればできるゲームなんだよ。 よしこ:で、この紙は何に使うの? 偉鷹:うん、まず、よしこちゃんが使う「キャラクター」を作るんだ。 よしこ:「キャラクター」って? 偉鷹:TRPGは物語なんだ。ただ、その物語は小説やマンガの ような作者からの一方通行じゃなくて、読んでいる(実際には 「聞いている」と言った方がいいかな?)よしこちゃん自身が参 加できるところに違いがある。参加するためには、その人が物語 の中にいるかのように行動できなきゃいけないよね? よしこ:そうね、例えば「剣と魔法の世界」での話なら、自分の 判断で魔法をかけたり、剣で怪物を斬ったりできなきゃ「参加し てる」とは言えないものね。つまりは「ごっこ遊び」ね。 偉鷹:でしょ?(「ごっこ遊び」っていうのもミもフタもない言 いかただが・・・)でも、ただそのままじゃ「言った者勝ち」に なってしまって話はメチャクチャだよね? よしこ:そりゃ「素手で地球割りー!!」が言っただけで誰でも できるんじゃ、すべてがギャグよね。 偉鷹:だからルールが必要なんだ。このルールブックに基づい て、よしこちゃんが物語の中でどういったことがどのぐらい上手 くできる人なのかを先に決めておく、そうすることで物語の中で 行動した時にできるかできないかを判定することができるように なる。 よしこ:それが「キャラクター」としてのあたしってことね? 偉鷹:そ。それを書くのに必要なワク等が書いてある紙がこれ、 「キャラクターシート」というわけさ。さらに、これに書いた数 値をサイコロを使って変動(トランプなどのカードを使ったりす るものもあるけど)させることで意外性を出してるものが多いね。 よしこ:そしたら突然のアクシデントなんかが表わせるって寸法ね。 偉鷹:お、わかってきたじゃないか。 よしこ:で、基本の物語はどうするの? ゲーム用に売ってるの? 偉鷹:うん、結構売ってるんだけど、ゲームをやりつづけるとす ぐ使い果たしちゃうんだ。だから、ゲームマスターなどと呼ばれ る進行役がひとり要るんだけど、その人が作る事が多いよ。 よしこ:ゲームマスターって? 偉鷹:物語の基本を作って、各プレイヤーのキャラクターが今ど ういう状況にあるのかを説明したりプレイヤーがキャラクターと してやりたいと言った行動が成功するかどうかの判定をしたり  あと、物語につきものの「脇役」を演じたりもする。 よしこ:脇役って? 偉鷹:酒場のマスターとか、敵のザコやボス、モンスターから獣 まで、プレイヤーの演ずるキャラクター以外はすべてゲームマス ターが演じるのさ。 よしこ:ふーん、脇役ばっかりやってて面白い? 偉鷹:ゲームマスターにもそれなりの面白さがあるよ。プレイヤ ーは冒険すること自体が面白いけどゲームマスターは、自分で作 った物語がどう進行するかという、「読み手」としての楽しみが あるんだ。他にも人によって楽しみ方はあるだろうけど、私はこ ういった「こういったシチュエーションで、このキャラクターだ ったらどういうふうに道を選択していくだろう」と思って楽しん でるよ。 よしこ:じゃああたしもそれやりたい!! 偉鷹:へ? それって・・・ゲームマスター? よしこ:うんっっ♪ 偉鷹:い、いきなりですか??? うーん、1回ぐらいプレイヤ ーやってからのほうが・・・。 よしこ:やりたいやりたいやりたいーーーーっっ!!! 偉鷹:う゛う゛っ、こまった・・・。 さて、よしこちゃんのムボーともいえる挑戦は、果たして通用するのか?? 次回を待て!(って、いつだ?・・・おいおい)