第6回 知り合いのルーラーに尋ねた1
 

  知り合いのルーラーに尋ねた、ルーラーをやる上で気をつけること、という質問に答えてくれた文面に、筆者のキャプションをつけたものをのせようと思います。

 今回は、筆者がPONZZ企画で公開しているリプレイ、『 Droiz have a dream 』で有名な(本当か?)、四季さんです。

 それでは、どうぞ。


 ども!こんにちわ、四季です。

 むむぅ、ルーラーで気をつけていることですか。

 ・・・ない!(爆)

 って言うか気をつけることで畏縮しないようにはしていますかねぇ。

筆者:なるほど、これは確かにその通りだと思います。失敗を意識し、慎重になりすぎるが故に実力を発揮できない、ということはありますからねぇ。平常心、忘るるべからず、ですね。

 こういう事を書くのは苦手なのですが順を追ってちょっとまとめてみましょう。

筆者:なんか、すみませんです、はい。m(__)m

 ゲームする事においてそのゲームの経験者(上級者)は初心者に教え導く義務みたいなものがあると私は思っています。

筆者:その通りでしょう。筆者もそうしなくてはならないと考えます。

 従って卓を囲んだ場合はまず初心者を優先しそのゲームを分りやすく、おもしろく遊べるようマスター、プレイヤーも心掛けるべきだと思います。

筆者:その通りだと思いますが、筆者はそれで何度も辛い思いをしてきたので、かなりきついですね。筆者的には。

 初心者を楽しませるには、とくに世界設定とそのゲームが密接な関係にあるTRPGの場合(N◎VAはその最たるものですね)、それらも効果的に説明しなければならないわけです。

 また、この理念を熟達したプレイヤーすべてが持っている、と考えるのは、いささか希望的観測過ぎる、とも思われます。それをいやがるプレイヤーもいますから……

 初心者が積極的にゲームに絡めるように御膳立てするのです。それから徐々に慣らしていけばいいのです。

筆者:これはもう、スキルレベルの違いでしょう。初心者を楽しめるように意識したシナリオ作りは、もう、根本からして違うと思います。少なくとも、筆者はこれをやろうとしたら、準備機関として一月は必要かと……

 未熟なおいら(T_T)

 誰でも最初からゲームがうまい訳ではありません。性格上の問題も含め欠点があればお互いけなすのではなく指摘し合い教え合い切磋琢磨することが大切だと思います。楽しくないゲームはゲームではありません。楽しくゲームをするためにはまずお互い(プレイヤー&キャラクター)を認識することにあると思います。

筆者:自分がプレイしたいと思っているゲームは、それだけで楽しいものです。やってはいけないのは、自分が楽しくやるために、自分の価値観をおしつける事です。四季さんは、当然、こんな意味でこれを書いているわけではないと思いますが、念のため。 

 時には喧嘩し時には笑い合う、TRPGは心と心のぶつかり合いだと思います。どんなことがあってもお互いを認め合う、そんな仲間を作っていきたいですね。

筆者:だから、↑というようなことを書いているわけです。これには、他人の楽しみ方を認める、という意味があると信じています。筆者は、それで何度となく嫌な思いをさせられましたから。

 皆さんも、自分の楽しむ方法を、他人に押し付けないように注意してください。まぁ、それについて話し合う必要は、大いにあると思いますが。

 自分がルーラーをする時気をつける事といえば、自分も楽しむ事でしょうかね。自分が楽しめないのにルーラーが楽しめる訳がない。

筆者:そうですね。ルーラーが自分が楽しめないものを提供されているプレイヤーは、大抵面白くなさそうにしています(N◎VAれるだけで幸せ、という人もいますが、それはまた別問題でしょう)。

 楽しむと同時に一人走りしないことも同時に気をつけてます。

筆者:そうですよね。独り善がりはいけません。なにせ、一人でよがっちやってるわけですから。それは、マスターペーションと変わりません。

 ルーラー達をまとめていこうと努力はしています、ハイ。

筆者:え? なんか企画してるの? 四季さんって、こんなところで質問するな、自分。

 私はルールに縛られるのが嫌いでよくルールについて無視したりします。ルールはおかしいと思ったら自分で改造するもの、とそう考えています。

筆者:かなり重要なご意見です。よく、ルールがこうだから、と杓子定規に持ち出す人がいますが、そんなもの、楽しむのに邪魔なものなら、捨てちゃってかまいません。某ファンタジーTRPGは。ルールは変えるな、とルールで明言してますが、そんなのはシカトです。

 極論すれば、司政官を殺すシナリオやってもいいと思いますし、みんなのアイドルの(本当か?)りうじ君を殺すシナリオだっておっけー。さらに極論すれば、N◎VA軍のないTNRをやっちゃってもいいと思います。

 そういうとんぼ返り的な楽しみ方も、デザイナー諸氏は許可するんじゃないでしょうか。もっとも、N◎VA軍のないTNRをやる場合、色々と新たなルールを作り出さなければなりませんが……まぁ、イントロンすれば、その手のルールは必ず見つかるはずですから、大丈夫だと思うんですけどね。。

 もちろんそれが独りよがりにならないようにするのは大切でそう言う事をゲームする前に事前にルーラーに説明したり仲間うちで相談したりするのは言うまでもありません。

筆者:TRPGは、他者があって初めて成立するゲーム。それを考えれば、当然ですよね。さすがは四季さん。よく考えていらっしゃる。

 私はアドリブ性と拡大解釈を重視しています。というのもTRPGである限りロールプレイを楽しみたいからです。それには先ほどの二項が重要だと思っています。いきすぎたらそれはそれで問題ですがようするに楽しければOKなのです。

筆者:まったく、その通りですね。楽しい、と思えれば、それでいいのだと思いますし、プレイヤーを楽しませるのにルール変更が必要なら、それもまた同様であるでしょう。

 う〜、なんだかまとまりのない文章になってしまった(汗)続きはまた次回ということで。

筆者:というわけで、次回もあります。多分。


 手抜きではなく(本当だぞ!)、前からやりたいと思っていた企画をやらせていただきました。

 どうでしょう。参考になりましたでしょうか。

 今回は、初心者ルーラーにとっては、いささかレベルの高すぎる内容であった上に、テクニックとはちょっと違った、心構えみたいなものを説明してもらいましたが、四季さんは本当に重要な事を解説してくれています。

 筆者がこれまで書いてきた事よりも重要な事もあります(というか、全部重要)。

 ルール変更については、またいつか、筆者の考えを書こうと思っていますが、おおむねにおいて、四季さんと同じ意見です。

 それでは、また次回。